緊急事態のお客様へ

ガラスが割れてしまった!

ただちに使用を控えて下さい。
衝撃を与えると割れたガラスが飛散し大変危険ですので、ドアの開閉も極力行わないで下さい。無理に使用するとガラスの割れ目から空気が余分に取り込まれ「過剰燃焼」し、ストーブを痛めたり火災に発展するおそれがあります。ご連絡いただければ直ちに交換パーツを手配致します。その際、薪ストーブの状況が分かるように写真データを添付いただけますと、機種名等が特定しやすく助かります。


突然、ストーブが小爆発しました!怖いです。

「バックパフ」という現象です。燃焼用の空気を絞り過ぎているか、排気のダンパーを絞り過ぎていませんか?また細い薪を大量に詰め込み過ぎても起こることがあります。燃焼用空気と薪から発生する炭化ガスの量のバランスが狂っていると、突然引火して小爆発を起こします。そのままでは薪ストーブを痛めてしまいますので、焦らず

①ダンパーを開けて炉内のガスを煙突から排気する。

②燃焼用空気の絞りを少し戻す 

の順で対応してみてください。

薪を足すのは正常燃焼を確認出来てからにして下さい。

(追記)粉だらけの薪を使った場合も「粉じん爆発」のような現象が起こることがあります。必ず粉を払ってから使用して下さい。


着火したら、煙が逆流してくる。

「炉内の灰が溜まり過ぎている」事が原因で、燃焼用の酸素が遮断されているのかもしれません。多くの薪ストーブは本体下部から一時燃焼用空気を取り込む構造になっています。その際、ロストルから炉内へとスムーズに空気が流れないと、不完全燃焼をおこして燻されたような状態になることがあります。
日常、灰の深さは2㎝程度を保つようにして、火掻き棒などで少し(500円玉程度の大きさ)灰を除けてから着火してみるようにして下さい。それでもダメなら煙突の詰まりを疑います。勿論薪の乾燥が悪い場合は言わずもがなです。最低8か月以上の乾燥期間を設けた薪を必ず使用するようにして下さい。


薪ストーブは生活家電品のように「ボタンひとつで誰でも簡単に」使える道具ではありません。でも、ちょっとしたコツのようなものを知っておくと、いざという時に慌てず対応することが出来ます。また機種ごとの特徴も違いますので、もしメンテナンス等でお伺いさせていただく機会がありましたら、わかり易くご説明させていただくように努めます。